ボルタリングをはじめよう!どんな服装やシューズのサイズがいいのか?また、初心者向けのボルタリング用語もご紹介

ボルタリングをはじめよう!

ここ数年で、ボルタリングジムが各所にできて、身近に、ボルタリングジムに通う友人がいる方も多いと思います。

また、ボルタリングが東京2020オリンピック競技大会の正式種目にも決定しています。

この機に、ボルタリングをはじめようかと迷っていませんか?

ボルタリングに関する初歩的なことをご紹介していきます。

正式種目名はスポーツクライミングで、ボルタリング、スピードクライミング、リードクライミングの3種目があります
ボルダリングはスポーツクライミングの中の1つなんだね。陸上競技の100m競走や走り幅跳びみたいだね

ボルタリングは注目度が高くて、一般の人もボルタリングジムに通う人が多くなってきています。次からは、ボルタリングの初歩的な事項を確認していきましょう

どんな服装やシューズのサイズがいいのか?覚えておきたい初歩的な事項

ボルタリングジムに関する基本的なルール

壁にカラフルなホールド(石みたいなもの)が付いています。

その下の位置に、数字が書かれた色付きのテープが貼ってあり、使っていいホールドが難易度別のコース(課題)ごとに決まっています。

まず、スタートは必ず両手で持ち体を浮かせます。

続いて、足を置くホールドについては、

・足を置くホールドが自由な場合

・手で持つホールドと同じ色、数字に限定される場合

があり、初心者向けは足自由が多いです。

ゴールは、ホールドを両手で持てばクリアです。

服装など準備するもの

Tシャツにショートパンツなど動きやすい服装がベストです。

長いズボンは、足で踏んでしまって登りにくいです。

次に、シューズと、滑り止めのチョーク、チョークバッグについてご紹介していきます。

シューズ

シューズには、「着脱タイプ」「ソールタイプ」「つま先タイプ」の3つのタイプがあります。

レンタルシューズで実際に登ってから、シューズのタイプやサイズを決めてください。特にサイズについては、ジャストサイズが良いとは限りません。サイズによって「つま先の負荷」の感じ方が変わります
着脱タイプ

①ベルクロ(初心者向け)
着脱がしやすいタイプ。

②スリップオン(ジム初心者向け)
シューズをマジックテープで留める。着脱がしやすいタイプ。

しばらく履いていると、ゴムや革が伸びてきしまうのでサイズ選びは慎重に。

③シューレース
紐を自分好みに締めたり緩めたりでき、シューズとの一体感が生まれ非常にフィットします。

ソールタイプ

①フラット型(初心者向け)
かかとからつま先までが真っ直ぐになっているタイプ。

②ダウントウ
つま先のソールがかぎ形になっているタイプ。

つま先がフットホールドに引っかかりやすく、難易度が高い前傾壁に強いですが、履きにくく長時間履くと痛くなりやすいです。

初心者向きではありません。

③船底型
スメアリング(ホールド以外の壁に足を使って摩擦を効かせて登ること)がしやすいタイプ。

逆に前傾斜では使いづらいです。

つま先タイプ

①ストレート(初心者向け)
癖がなく、インサイドとアウトサイドをバランスよく使うことができます。

②ターンイン
つま先が親指に向かって内側に大きくカーブしている形状となっています。

そのため親指に力を入れやすく、インサイドエッジ(つま先の親指側)が使いやすいですが、アウトサイドエッジ(小指側)は使いにくいです。

初心者向けおススメ3選

SCARPA ORIGIN スカルパ オリジン

お求めやすい価格と快適な履き心地が特長のインドアクライミング向けモデル。初心者の最初の一足にも最適です。アッパーのレザーが履くほどに足になじみます。(出典:lostarrow.co.jp)

UNPARALLEL ENGAGE VCS アンパラレル エンゲージ VCS

エンゲージVCSは「初めてのクライミングシューズ」に求められる機能を追求したモデルです。着脱しやすい変則2本締めベルクロクロージャーシステムを採用し、履き口が大きく開くことでクライミングシューズにありがちな足の入れにくさを解消しています。(出典:shop.goodbouldering.com)

LA SPORTIVA TARANTURA スポルティバ タランチュラ

アッパーに使用したレザーが柔らかく足を包み、クセのない履き心地。 ソールには耐久性の高いラバーを使用し、減りにくく、長持ちします。 履き心地重視のベルクロモデル。初心者の初めての一足にオススメ。(出典:kamoshikasports.com)

チョークバック

チョークバッグとは、クライミングで使用する滑り止めの「チョーク」を入れるバッグのことです。

大きく分けると2種類あります。

腰につけるタイプと置くタイプのチョークバッグです。

ボルダリングに合った置くタイプのチョークバッグをご紹介します。

チョークバッグ3選(Amazonより引用)

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) モンドチョークポット

ブロックチョークの収納やセッションに適した据え置き型チョークバッグ。ロールトップ/マグネットクロージャーを備え、しっかりと密閉できます。

・安定感のある据え置きデザイン
・密閉性の高いロールトップ/マグネットクロージャー
・ジッパーポケット
・ブラシホルダー

マムート ボルダ― チョーク バック Boulder Chalk Bag

防塵仕様で安定して置けるチョークバッグ

・しっかり大きく開く開口部
・ジップ付ポケット
・メッシュのサイドポケット
・ロールトップクロージャー
・クロージャーオプション2つ
・しっかり閉まります
・ブラシ取り付け可能 防塵仕様で安定して置けるチョークバック

EDELRID(エーデルリッド) ボルダーバッグII

ボルダリング用据え置き型チョークバッグ。開口径が大きいので、チョークアップしやすい。

チョーク

チョークが手から出る汗を吸い取ってくれるので、手指が汗で滑ってホールドから落ちるのを防ぎます。

粉末タイプや液体タイプなどがありますが、一般的に使われる粉末タイプをご紹介します。

チョークおススメ3選

・Spunk(スパンク)ボルダリング チョーク 粉チョーク

・東京粉末(TOKYO POWDER INDUSTRIES) PURE BLACK/ピュアブラック

・GRASP クライミングチョーク レギュラータイプ

初心者向けのボルタリング用語をご紹介

最後に、ボルタリングの専門用語を押さえておきましょう

施設的用語
ホールド 壁についてる石
ウォール
スラブ ややゆるい傾斜の岩や壁
垂壁 地面に対して垂直の壁
強傾斜 強い傾斜の壁
ルーフ 天井みたいなところ
リップ 屋根の端っこみたいなところ
登り方の用語
正対 取りに行くホールドに対して、石と同じまたは平行に足をあげて取りに行くムーブ
ダイアゴナル クライミングの基本的なムーブで対角線上の手足を使いうまくバランスをとること
ランジ 飛んでホールドを取りに行くこと
ノーハンド 手を使わないこと
ダブルダイノ ランジの時に両手でホールドを取ること
デッド 体を大きく引き付け、一瞬無重力状態になってホールドを取ること
スメアリング ホールド以外の壁に足を使って摩擦を効かせて登ること
地ジャン スタートホールドを地面からジャンプしてとること
ジャミング 割れ目やホールドとホールドの間に手を挟んで支えること
キョン 片足を内股にして下半身をロックしバランスをとること。
キャンパ 足を使わずに登ること
クロス 手をクロスさせて次のホールドをとること

持ち方の用語

カチ 指先(第一関節くらいまで)だけがひっかかる薄い持ち方
ガバ 手のひらまでしっかり掴む持ち方
アンダー 下からもつ持ち方
ガストン 肘を上げて親指が下向きになるような持ち方
ピンチ 親指と4本指で挟んでもつ持ち方
ラップ 手首を曲げて包み込むように、ドアのノブのようなホールドをもつ持ち方
パーミング 手のひら全体で摩擦を生かす持ち方
足に関する用語
ハイステップ 足を大きく持ち上げ乗り込むこと
ヒールフック かかとで引っ掛けてホールドを取ること
トゥフック つま先で引っ掛けてホールドを取ること
フラッギング 下の足を振ってバランスをとること
ピンチフック 両足のつま先でホールドをはさむこと
レイバック 足で押し、手で引いてバランスをとること
手に足 ハイステップで足を手のホールドまで上げること
ニーバー 膝から下をホールドとホールドの間につっかけて姿勢を維持すること
ステミング 隅っこの角になっているようなところで両足を開いて張り、維持すること

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