セカンドショットをグリーン周りまで運び、ピンまで残り20ヤードのところまで順調にいっている。
ところが、いざアプローチショットでザックリやトップで大たたきした苦い経験はありませんか?
ピンまで絶好の位置に運んでも、残り20ヤードと短い距離になると、どのくらいの振り幅でクラブをスイングしたら良いのか分からなくなることありますよね。
迷いなく、簡単にアプローチできるクラブを選択することがミスの軽減につながります。
つまり、残り20ヤードのアプローチに適したクラブを使うことが解決策となります。
そこで、おすすめするアプローチ用クラブがチッパーです。
では、皆さんにチッパーの良さなど、その特徴をわかりやすくご紹介していきます。
Contents
チッパーとはどんなクラブ?
チッパーはアイアンの一種です。
グリーン周りから、パター感覚でアプローチすることが多いので、その姿を連想するかもしれません。
しかし、チッパーはルール上アイアンの部類に属します。
そして、当然ルールに適合したクラブなので、決して邪道ではありません。
チッパーを使うべきアプローチが苦手な人のミスの原因
チッパーをおすすめ最大の理由は、ズバリ「シンプルなアプローチショットができること」です。
しかし、裏を返せば、アプローチでスピンをかけるなど様々なテクニックを駆使する人には向いていません。
そのため、まずはアプローチの際に出やすいミスを把握し、その原因から自分にチッパーが必要かどうかを判断することが大切です。
アプローチでミスがでる原因は、主に2点あります。
・サンドウェッジ(SW)でボールを正確にあてる技術がない。
・クラブヘッドが手前に入り、芝にザックリしてしまう。または、ザックリを気にし過ぎて、トップしてしまう。
チッパーをおすすめする理由
先ほどご説明したアプローチの際によく出るミスの原因に該当する方は、チッパーでシンプルなアプローチショットをすることでスコアアップの可能性がある方だと言えます。
なぜなら、チッパーはヘッド軌道が安定し、幅広なソールで芝の上を滑ってくれるからです。
チッパーのヘッド軌道は安定する
ボールを正確にヒットさせるには、ヘッド軌道を真っ直ぐにすることが重要です。
チッパーは他のクラブと比べてライ角がアップライトです。
ライ角がアップライトになると、クラブを構えた時にボールが体に近くなった状態で打つことになります。
すると、必然的にヘッド軌道が真っ直ぐになるので、簡単にしかも正確にボールをヒットさせることができるのです。
チッパーのソールは幅広で芝の上を滑ってくれる
チッパーのソールは幅広になっているので、芝の上を滑ってくれます。
一方で、サンドウェッジ(SW)は、リーディングウェッジが芝に刺さりやすい。
ザックリのせいで、距離が足りなくなることが多かった方でも、チッパーなら安心してストロークできます。
チッパーのアプローチの基本はキャリーとラン
チッパーのアプローチは、ボールが上がって、その後ボールが転がるアプローチになります。
ボールが宙に上がっている状態をキャリー、その後ボールが転がっている状態をランと言います。
チッパーは自然にシンプルにスイングするだけで、このキャリーとランのアプローチができるのです。
グリーン周りからのアプローチでも、キャリーとランのアプローチはパターでロングパットを打つ感覚となり、チップインの確率も高くなります。
チッパーでおすすめのパター型をご紹介
チッパーは、パター型とウェッジ型の2タイプに分かれます。
パター型チッパーの特徴
クラブの形状がパターに近く、打ち方はパターと同じです。
振り幅に限度があるので、軌道の再現性が高く安定します。
一方で、対応できる距離は20ヤードまでです。
おすすめのパター型チッパー
オートマチックに打つことができるパター型で一番おすすめなのが、キャスコのドルフィンランニングウェッジ DRW-119です。
トゥとヒールが幅広で独特なソール形状です。
トゥとヒールに重量が配分されているため、スイートエリアが広くボールを捉えやすい。
また、逆にセンター部の幅が狭いため接地面が減り、不要な抵抗をカットできるのでヘッドが自然と抜けます。
何より、見た目がウェッジに近いので、チッパーを邪道だという方とラウンドする際も気兼ねなく使えます。
二番目におすすめするのが、オデッセイのエグザクトタンクです。
ヘッド重量が重めなので、ストロークが安定します。
また、白いアライメントラインが方向性に貢献し、真っすぐに打ち出せます。
続いておすすめなのが、プロギアのR35です。
クラブの重量が他に比べて非常に重く、見た目や機能がパターに近くなっています。
また、ソールが幅広で滑らせるように打てば、ロングパットのような感覚です。
最後におすすめするのは、ダンロップのゼクシオCRウエッジ 45°です
ヘッドの重量がトウとヒールに配分されており、スイートエリアが広くボールを捉えやすい。
パッティング感覚でストロークがきるので軌道が安定し、また、幅広のソールでザックリのミスが少なくなります。
チッパーのウェッジ型もご紹介
ウェッジ型チッパーの特徴
クラブの形状がウェッジに近く、打ち方は通常のアプローチと同じ感覚です。
距離は50ヤードくらいまで出すことができます。
おすすめのウェッジ型チッパー
通常のアプローチ感覚で距離を合わせる方におすすめなのが、クリーブランドのスマートソール3 TYPE-Cです。
超幅広のソールで深いラフでの芝の抵抗を抑えるなど、様々なライに対応できます。
また、ネック側の重量がヘッドに最適配分されており、重心位置がフェースセンターに近く、飛距離性能・スピン性能が高いです。
続いてのおすすめは、アドラーのCW-01 チップウェッジです。
ヘッド形状とクラブ重量はウェッジとほぼ同じで、ソールはやや幅広の2段ソールです。
また、バンカーからも打ちやすく、アプローチショットもバンカーショットをどちらもこなせます。
さいごに
ご紹介したチッパーは機能的なサポートをしてくれるほか、メンタル面でのサポートにもなります。
アプローチの際に、チッパーがある安心感はスコアアップにつながります。
今までグリーン周りからスコアを崩していた方でも、チップインを狙えるようになります。
また、70ヤードからのアプローチについても、記事がありますので是非ご覧ください。
ゴルフのアプローチの打ち方!コツをつかんでスコアアップ!
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