ラグビーの基本的なルールを覚えよう!初心者が知りたい得点の仕方や、反則を解説!

ラグビーの基本的なルールを覚えよう!

最近ようやく日本でも浸透してきましたが、ラグビーの基本的なルールがよく分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2019年に日本でラグビーワールドカップを開催し盛り上がったけどね

ラグビーワールドカップ
サッカーのFIFAワールドカップ、オリンピックに次ぐ世界で3番目に大きな大会です。

身近なところでは、学生ラグビー、社会人ラグビーなど多くの試合が行われており、試合観戦をする機会は多いと思います。

この記事では、15人制のラグビーの基本的なルールを説明します。

ラグビーのプレー人数

1チーム先発15名と控え8名の合計23名が試合登録メンバーとなります。

フィールドでプレーするのは1チーム15名です。

ポジションは、8人のFW(フォワード)と7人のBK(バックス)に大きく分けられます

FW
筋肉質の大型選手が多く、スクラムを組んだり、身を削るボールの争奪戦が主な仕事です。

BK
スリムな選手が多く、頭脳や俊敏性、スキル、俊足などが要求されます。

ラグビーの試合時間

前半40分、後半40分がプレー時間です。

その間にハーフタイムが15分以下であります。

試合終了を『ノーサイド』と言います。

ノーサイドは、試合が終われば勝ち負けは関係ないというラグビーが大切にしている精神です

ラグビーの勝ち負け

ノーサイドといっても、勝ち負けはあります。当然、得点が多い方が勝ちです

攻撃側は、相手のゴールラインを目指して突進とパスをしながら進んでいきます。

防御側は、タックルで相手を倒しボールを奪うなどして、攻守交代し、攻撃側として相手のゴールラインを目指します。

初心者が知りたい得点の仕方や、反則を解説!

楽しく試合観戦するには、得点の仕方や、反則は押さえておきましょう。

ラグビーの主な得点方法

トライ

相手ゴールラインを越えてボールを接地させると、5得点

コンバージョンゴール

トライの後、トライ地点の延長線上の好きなポイントからゴールキックを行い、ボールがゴールポストの間で、クロスバーの上を越えると、2得点

ペナルティゴール

相手の反則で得たペナルティキックで、ボールがゴールポストの間で、クロスバーの上を越えると、3得点

ラグビーのよくある反則

ラグビーは、反則が頻発する。よくある反則と、リスタートの種類を押さえておくことが陣取り合戦といわれるラグビーを理解する早道です

まず、反則は、

・ハンドリングエラー

・軽い反則

・重い反則

の3つに大きく分類できます。

そして、それぞれの反則によってリスタートの方法は違ってきます。

ハンドリングエラーの種類(リスタートはスクラム)

①ノックオン

ボールを前に落としてはいけない

②スローフォワード

ボールを前に投げてはいけない

③ノットストレート

ラインアウトの際、ボールを真っ直ぐに投げなくてはいけない。

下の写真がラインアウトの光景です。

敵と味方の真ん中に真っ直ぐボールを投げろということです。

ちなみに、リスタート方法はスクラムかラインアウトか選択できます。

ラインアウト(ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典より引用)

軽い反則(リスタートはフリーキック)

①アーリーエンゲージ

スクラムは、最終、レフリーの「セット」のコールに合わせて組みます。このコールの前に組みに行ってはいけません。

早く(アーリー)、組む(エンゲージ)のは、いけないということです
②アーリープッシュ

スクラムを押すタイミングは、ボールが投入された後です。ボールが投入される前に相手チームを押してしまってはいけません。

これも簡単な英語だね。早く(アーリー)押す(プッシュ)のは、ダメってこと

③ノット1メーター

ラインアウト時に相手との間隔を1m空けなければいけません。

重い反則(リスタート ペナルティ)

①ノットリリースザボール

タックルで倒された後、すぐにボールを離さないといけません。

②ノットロールアウェイ

タックルした選手は、その場を転がるなどして離れないといけません。

③オーバーザトップ

ボールの上に覆いかぶさるように倒れこむのはいけません。

ラグビーは「立ったままプレーしなければならない」という原則があります

反則後のリスタートの方法

反則後のリスタートについては、スクラム、フリーキック、ペナルティそれぞれで、選択肢があります。

スクラムの場合(1択)

①ボールの所有権を有したままスクラムを組む

フリーキックの場合(4択)

①ボールの所有権を有したままスクラムを組む

②タップキック(自分の足にちょっこっと当てる)をし、すぐにプレーを再開する

③タッチキック(タッチへ蹴り出し、ボールを外へ)をし、陣地を稼ぐ。相手のボールでラインアウトが再開する。

④ラインアウト(ラインアウトでフリーキックが与えられた場合のみ選択できる)

ペナルティの場合(4択)

①ボールの所有権を有したままスクラムを組む

②タップキック(自分の足にちょっこっと当てる)をし、すぐにプレーを再開する

③タッチキック(タッチへ蹴り出し、ボールを外へ)をし、陣地を稼ぐ。自身のボールでラインアウトを再開する。

④ゴールキックが決まれば得点3点

ラグビーのセットプレーも覚えよう!

フォワードの選手がプレーする『スクラム』と『ラインアウト』を簡単に説明します。

スクラム

ノックオンのなどの反則後のリスタートの1つ。フォワード8人が固まって、相手のフォワードと押し合います。

スクラム(ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典より引用)

流れとしては、レフリーの「クラウチ」「バインド」「セット」のコールに合わせスクラムを組み、ボールが投入され押し合います。足でボールを後ろに送りスクラムハーフというポジションの選手がボールを取って攻撃します。

ラインアウト

ボールを持った選手やキックなどでボールがフィールド横のタッチラインの外に出た場合、その地点から行うプレー(注)です。フッカーとういポジションの選手がボールを投げ入れ、ラインに並んだフォワード選手がキャッチして攻撃を行います。

(注)自陣22mラインよりも敵陣側でキックした場合で、ノーバウンドでタッチラインの外に出たときを、「ダイレクトタッチ」と呼び、ボールを蹴った地点に戻り、相手ボールのラインアウトになります。

モールとラックの状況はよく発生するので覚えておこう

選手がごちゃごちゃ密集した状況をモールやラックといいますが、これらはラグビーの試合で重要な要素となります

モール

両チームの選手が立った状態で押し合っている状態のことで、相手ゴールラインに押し込みつつ、隙をついてボールを持ち出しトライを狙います。

モール(ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典より引用)

ラック

ボールを持った選手がタックルされて倒れ、ボールの争奪戦のために複数の選手が地面にあるボール近くに密集する状態のことで、ラック内にあるボールに対し手を使うプレーは禁止され、手を使うと「ハンド」という反則になるので、足でボールをかき出す必要があります。

ラック(ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典より引用)

初心者には分かりにくいルール

オフサイド

オフサイドは、サッカー同様、プレーしてはいけない位置でのプレーに適用されます。

主な例としては、「ラック時」のオフサイドです。

攻撃側の選手は、ラック内の最後尾の選手の後ろから入らなければなりません。横から入った場合はオフサイドとなります。

また、守備側の選手は、ラックの最後尾の選手より後方にポジショニングしなければなりません。前でプレーをしたらオフサイドとなります。

アドバンテージ

明らかな反則などがあっても、プレーを継続した方が攻撃側に有利な場合、プレーを継続させることをアドバンテージといいます。

レフリーの「アドバンテージ」のコールにより適用され、この間、攻撃しているチームは仮にミスをしてもマイボールが確保されているため、思い切ったプレーができます。

ポジションも覚えよう

フィールドでプレーするメンバー15人のポジションは、8人のFW(フォワード)と7人のBK(バックス)に大きく分けられます。

 

ポジション図 (ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典より引用)

FW(フォワード)

①③プロップ/PR

スクラムの最前列で相手と組み合い、ラインアウトでは持ち上げ役

②フッカー/HO

最前列中央でスクラムをコントロール、ラインアウトではボールの投げ入れ役

④⑤ロック/LO

ラインアウトでは持ち上げられ、密集でのサポート、ボールを持っての前進役

⑥⑦フランカー/FL

スクラムからいつでも飛び出し攻撃に参加、守備ではジャッカルで相手からボールを奪う役

⑧ナンバーエイト/NO8

FWの一番後ろ、FWの指示役として総合的に活躍

BK(バックス)

⑨スクラムハーフ/SH

スクラムでのボール入れ出し、すばやいパスやキックで攻撃のリズムを作る役

⑩スタンドオフ/SO

SHからボールを受け取り、攻撃の選択役

⑫⑬センター/CTB

攻撃で相手にぶつかり、守備ではタックル、激しい接触役

⑪⑭ウィング/WTB

スピードとキレでトライを奪う役

⑮フルバック/FB

守備だけでなく攻撃にも参加する、最後の砦役

これで、試合観戦は楽しめそう!

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