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ラグビーのよく変動する世界ランキングの決め方
ラグビーにも、当然、世界の国をランキング形式に並べた世界ランキングがあります。
このランキングが大会中に頻繁に更新されていると感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、ラグビーの世界ランキングはいつ、どのように決定し更新しているのでしょうか。
いつ世界ランキングを更新するのか?
ラグビーの世界ランキングは毎週月曜に更新しています。
通常であれば、週一回の更新ですが、ワールドカップ期間中は随時更新されます。
どういった計算方法で世界ランキングが決まるのか?
ラグビーの世界ランキングはポイントで決まります。ポイントが高い国が上位となります。
また、ポイントは試合がない時には変動しません。変動するのは国同士の試合・テストマッチ・国際大会(ワールドカップなど)があるときです。
対戦相手によって増減するポイントは変わる
現在の対戦相手国のポイントと、自国のポイントとを比較し、同じか、または、差があるかによってポイントの増減は変わります。
同じポイントの国同士の対戦の場合
同じポイントの国同士の対戦の場合、勝てば1ポイント加算、負ければ1ポイント減算となります。
引き分けの場合はどちらの国も得点は動きません。
ポイント差がある国の対戦の場合
両国のポイント差がある場合は、ポイント上位の国とポイント下位の国で計算が異なりますので、次のとおり表にまとめました。(△は両国のポイント差を表しています)
ポイント上位の国
試合結果 | 計算 |
勝ち | 1 - 0.1 × △ (ポイントUP) |
引き分け | 0.1 × △ (ポイントDOWN) |
負け | 1 + 0.1 × △ (ポイントDOWN) |
ポイント下位の国
試合結果 | 計算 |
勝ち | 1 + 0.1 × △ (ポイントUP) |
引き分け | 0.1 × △ (ポイントUP) |
負け | 1 - 0.1 × △ (ポイントDOWN) |
ホームアドバンテージでポイントの調整が行われる
ホームの国は多くの声援を受けたり、慣れたグラウンド、気候で試合することができ、ホームのアドバンテージがあります。
ですので、ポイント計算する際は、ホームの国のポイントに3ポイント足したもので計算を行います。
試合結果が15点差以上の得失点差となった場合、ポイントUP・DOWNは1.5倍になる
ポイント上位のA国が72ポイント、ポイント下位のB国が68ポイントで、どちらのホームでもない試合を例にします。
A国がスコア35ー14つまり15点差以上で勝った場合は、通常A国は0.6ポイントUPとなるところ、その1.5倍の0.9ポイントUPとなります。逆にB国は0.9ポイントDOWNとなります。
ラグビーワールドカップはポイントUP・DOWNは2倍になる
ワールドカップは特に重要な試合ということで、変動するポイントは2倍となります。
日本で開始した2019年のワールドカップを例にポイントを計算してみました!
公式なHP等で計算過程が公表されているかどうかリサーチしましたが、残念ながらヒットしませんでした。
ですので、これまで説明したポイント計算を自分なりに検証しました。
2019年9月28日 日本対アイルランドの日本勝利後のポイント変動
前提条件
・日本のポイント76.7
・アイルランドのポイント89.93
・試合結果、日本19 - アイルランド12 日本勝利
・日本のホームアドバンテージ(3ポイント)
・ワールドカップなのでポイント2倍
計算してみよう
1 + {89.93-(76.7 + 3[ホームアドバンテージ])}×0.1=2.023
2.023 × 2[ワールドカップで2倍] =4.046
端数処理で4(ポイントUP・DOWN)
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